ここではPS5のCPU性能について簡単に解説します。
CPUとは?

CPUとは、コンピューター全般に搭載される「頭脳」のことです。情報処理に必要で、高性能なものほどデータの処理が早くなります。
CPU=Central Processing Unit(中央処理装置)
PS5では下記に影響します。
- ロード時間の短縮
 - 複雑なNPCの挙動
 - 映像の画質・フレームレート(fps)の安定・向上
 - 映像のリアルな表現
 - マルチタスクへの対応(プレイ中の録画・配信・ボイスチャット等)
 - レイトレーシングへの対応(リアルな光の反射や影の描写)
 
PS5に搭載されているCPU(公式発表)
PS5(Pro)のCPUは下記の通りです。型番による違いはありません。
x86-64-AMD Ryzen “Zen 2”
「Zen 2」という高性能かつ省電力なチップが採用されています。2019年~2021年頃発売のゲーミングPCによく使われており、今でも十分な性能を誇ります。
PS5用に調整されていますが、基本設計はPC用の「Ryzen 5 3600」や「Ryzen 7 3700X」に近いと考えられています。
8コア / 16スレッド
CPUが同時に進められる「作業数」のことですね。
CPUの中に8つの頭脳があり、それぞれの頭脳が同時に2つの仕事をこなせると言う意味です。
周波数:最大3.5GHzまで可変
必要に応じてCPUの強さ(速度)を変えて、なるべく電力を抑えています。
軽いゲームは省エネで。重いゲームでは最大3.5GHzまでパワーを上げます。
出典
同等のPCと比較してみよう

PS5の性能(ベンチマークスコア)は公表されていませんが…
多くの方が計測・比較した結果をPCで実現しようとすると、下記クラスのPCが必要と考えられています。
PCで言うと約14万円〜23万円相当
TOTALで約14万〜23万円相当ですね。
通常版・デジタル・エディション版をPCで再現すると…約14万円
| パーツ | 類似モデル | 値段(目安) | 
|---|---|---|
| GPU | NVIDIA GeForce RTX 2060 NVIDIA GeForce RTX 3060 Ti Radeon RX 6700 XT  | 約40,000円 | 
| CPU | AMD Ryzen 5 3600 AMD Ryzen 7 3700X AMD Ryzen 5 5600X  | 約25,000円 | 
| マザーボード | 約15,000円 | |
| メモリ(RAM) | 16GB DDR4(448GB/s) | 約10,000円 | 
| ストレージ(SSD) | 1TB NVMe SSD | 約15,000円 | 
| 電源ユニット | 約10,000円 | |
| PCケース | 約8,000円 | |
| OSライセンス(Windowsなど) | 約15,000円 | |
| 約138,000円 | ||
Pro版をPCで再現すると…約23万円
| パーツ | 類似モデル | 値段(目安) | 
|---|---|---|
| GPU | NVIDIA GeForce RTX 4070 | 約90,000円 | 
| CPU | AMD Ryzen 5 3600 AMD Ryzen 7 3700X AMD Ryzen 5 5600X  | 約25,000円 | 
| マザーボード | 約30,000円 | |
| メモリ(RAM) | 16GB DDR4(576GB/s) | 約20,000円 | 
| ストレージ(SSD) | 2TB NVMe SSD | 約20,000円 | 
| 電源ユニット | 約15,000円 | |
| PCケース | 約10,000円 | |
| OSライセンス(Windowsなど) | 約20,000円 | |
| 約230,000円 | ||
PS5の定価は72,980円〜119,980円なので、PS5の方が圧倒的に安いですね。
PS5のCPUはゲームに最適化されている
PS5のCPUはゲーム用に調整されており、単純には比較できません。
超高性能なゲーミングPCはともかく、単純に同等性能のPCを買っても、ゲームパフォーマンスはPS5の方が勝るでしょう。
あくまで執筆時点(2025年)の目安なので、参考程度にどうぞ。





					